13th EXCHANGE.

『永劫熱砂を胸に抱く』




Middle.01 『駆け抜けるべき道がある』


  GM   では、ライムの《エクステンション》で、怪物避けの薬の効果を受けた君たちは、120人のバスカーの民を連れて、砂漠を渡っています。
  ジェイン   すげえ遠足だな。
  GM   バスカーの民は、幌つきの馬車とかを用意し、そこに病人を乗せて運んでいる。
『がんばれ、あと少しだからな!』
  ブリゲッラ   まだ村から出たばかりですよ、みなさん(笑)。
  ジェイン   まだ、ナントカの怪物が襲いかかってくる気配はないんだな。
 砂漠を渡り切るまでにはどのくらいかかる?
  GM   山のふもとまでだから、3時間くらいかな。
  ブリゲッラ   けっこう短いですね。
  ライム   しかし、3時間もの間、気を張っていると考えると……
  ジェイン   確かに、疲れそうだな。
  ブリゲッラ   我々はどう配置するべきですかね?
  ジェイン   護衛対象が120人もいるからな……。
  フィル    では、私は殿しんがりですね。
 ブースター相当の「錬金馬」のおかげで、移動力が高いですから。
  ブリゲッラ   あ、そうだ、みんなに《フライト》かけとくよ。
 移動力が上がるしね。
  GM   さて、そうして砂漠を進んでいると、
 ひゅぉおおお……と砂塵が吹き抜けるその先、
 君たちの進行方向に、人影が立ちふさがっている。
  ブリゲッラ   邪魔だなぁ。前の人、なんとかしてください。
  ジェイン   おいおい、まだ敵と決まったわけじゃねえだろ。
  GM  『いいや、敵でありますッ!』
  ジェイン   人影じゃなくねえー!?(笑)
 ロアヴァージュ、後で戦ってやるから、ここで戦うのやめようぜ?
  GM  『人が何か言う前にいきなり停戦交渉とは、やる気を削がれるでありますな……』
 砂漠の中央で仁王立ちするSDな人型機械、ロアヴァージュが憮然と言う。
  ジェイン   えーと、ここだとたぶん、おまえもヤバい。
  ライム   この砂漠には、どうやらヤバいのがいるらしいであります。
  ジェイン   そう、恐怖の大王にも匹敵するような奴がな。
  GM  『自分の命などどうでもいいでありますッ!
 自分は《ハーフ・ウィングス》の一員として、すべてのヒトのためにすべてを賭したヲトコッ!
 いまさら機能停止など恐れないでありますッ!』
  ブリゲッラ   とか言ってる横で、「はーい、こっちですよー」とバスカーの人を誘導してる。
  GM  『あっれー!? なんかすごい人数が通り過ぎようとしてるー!?』
 ひょこひょこ近づいて、幌の中を見るロアヴァージュ。
『……なるほど、病人がいるでありますか』
  ジェイン   まあ、そういうことだ。
  ライム   あなたの使命は、世界の人を守ることでしょ。
  GM  『……フム。それなら、しょうがないでありますな』
  ジェイン   お、場所を移してくれるのか?
 よし、バスカーの人を先に行かせて、俺たちだけでバトろうぜ。
 短時間でこいつを倒せば、怪物も来ないはずだ。
  GM  『場所を移す……というよりも。
 この病人の方々を、このロアヴァージュも護送するでありますッ!』
  一同   おおっ!?
  ライム   そっちっ!?
  ジェイン   おまえ、いい奴だな。
  GM  『最初っから言っているでありますッ!
 自分はいい奴でありますッ!
 幸い、このロアヴァージュには、秘技があるであります。
 《トラップメイカー:移動する床》ッ!』
 ロアヴァージュが大地に手をつけると、瞬時にしてベルトコンベアが構築され、ゼノム山に向かって一直線に伸びていくッ!
  一同   おおー!
  ジェイン   なんという奴ッ!
  ライム   ちょっとロアヴァージュを見なおしたよ。
  ジェイン   よし、こいつに乗って、ゼノム山のふもとまで行くぞ。
  GM   では、想定よりもはるかに短い時間で、君たちはゼノム山まで行くことができました。



Middle.02  『ヒトを憎んで罪をも恨む』


  GM   というわけで、霊峰ゼノムです。
 周囲が完全に砂漠になっているというのに、蒼々たる緑が広がっている。
『おお、なんて肥沃な土地だ! ここなら、じゅうぶんに暮らしていけるぞ!』
 と、バスカーの民も喜んでいる。病人の容態も、若干安定してきたようだ。
 で、
『じゃあワシらは村づくりの準備を始めるから、ちょっとアルニム採ってきてくれない?』
 と長老。
  ジェイン   あれー!? 長老軽くねえ!?(一同笑)
 仕方ない、ロアヴァージュ、いっしょにアルニム採りに行こうか(笑)。
  ライム   いや、ロアヴァージュには、ふもとで村人を守っていてもらいたい。
  GM  『ラジャーでありますッ! 任せるでありますッ!』
  ライム   あ、あれ? 自分で言っておいてなんだけど、予想外の展開だな(笑)。
  GM   子供たちがさっそくたかって、
『わー、すごーい、ロボすごーい!』
『はっはっは、すごいでありましょう、カッコいいでありましょう』
  ジェイン   嬉しそうだな、ロアヴァージュ(笑)。
 じゃあ、俺たちはハイキングへ行くぞ。
  GM   では、君たち4人が山を登り始めると……ちょっとした異変に気づく。
 動物の気配がないというか、できるだけ息を潜めているというか。
  フィル   それは……なにか、すごい捕食者がいる?
  ブリゲッラ   同じ動物のレモンには、何かわかりませんか?
  GM  『残念ですが、ライムが《アニマルエンパシー》のスキルを持ってないのでムリです。
 まあ、でも、異様な雰囲気は感じますね……』
  ジェイン   とは言っても、縮こまっていてもしょうがねえからな。
  フィル   ええ。気にせず進みましょう。
  ライム   いや、気にはしてください(笑)。
  GM   とはいえ、特に何事もなく、君たちは山頂にたどり着いた。
 草花が咲き誇るその中央に、凛然と咲く一輪の白い花、まさしく仙草アルニムの姿が見えるぞ。
  ライム   おもむろに、周りに毒の花が咲いてたりはしないよね(笑)。
  GM  『レイラインの不調の影響で、仙草アルニム自体も、数が激減してしまったみたいですね……』
  ジェイン   とりあえず、摘みに行くか。
  ライム   えーと、ジェインさんとフィルさんに《インヴォーク》かけておこうか?(笑)
  フィル   早い、早いよ!(笑)
  ジェイン   なんでそんな臨戦態勢なんだ?(笑)
  ライム   ジェインさんに《インヴォーク》をかけます!(ダイスをつかむ)
  GM   ライムが《インヴォーク》をかけようとした、その瞬間だった。(一同笑)
  ライム   やっぱり何か起こったー!(笑)
  GM   いきなり、巨大な影がジェインに向かって降り落ちてきたッ!
 回避をしてもらおうか、(ころころ)命中は30!
  ジェイン   《ドッジムーブ》+《アヴォイドクローク》の効果+《ダンシングヒーロー》でダイスを1D追加!
 (ころころ)33! 回避!
  GM   君はかろうじて、巨大な牙をかわしたッ!
 突如として岩盤をブチ破って現れたソイツは、山頂の草をズザザザザッ! と削り取りながら移動し、君に向って身構えている。
 うねりうなる、緑色の巨大なムカデ! その全長は10m!
 ぎちぎちと不吉な音を立てる口元からは、硫黄のような異臭が漏れ出ており、その瞳に、凄まじい憎悪をたたえてジェインとライムを見ているッ!
  一同   ジェインとライムを?
  ジェイン   えーと……、俺、なんかおまえに恨まれるようなことしたかな?
  ライム   人間に恨みを持っている……? あの怪物かッ!
  GM  『《パイドラス・ブランカスの怪物》ですかッ!?
 どうやら、この山も縄張りのようですね……ッ!』
  ジェイン   砂漠が縄張りって聞いてたから、すっかり忘れてたぜッ!
  ライム   しかし、ここなら砂で再生されることもないッ!
  ブリゲッラ   確かにッ!
  GM  『しかし、このまま戦闘しては、仙草アルニムが潰されてしまう危険がありますッ!』
  フィル   仙草アルニムに《カバーリング》……(一同笑)
  ブリゲッラ   敵が動くより先に、仙草アルニムを摘んでしまえばいいんじゃないですか?
  GM   では、配置を決めるよ。
(戦闘マップに駒を並べながら)ジェインだけ突出していて……、あと、ちょっと離れたところにアルニムがある。
  ライム   《ヘイスト》さえあれば、私でもアルニムを採りに行けるか……。
 ジェインさんなら持ちながらかわせる、って考え方もあるけど。
  GM   ちなみに、こいつの行動値は26です。
 なお、草を摘んでから3ラウンド以内に戦場を離脱しないと、アルニムは枯れます。
 あと、《怪物》が草にエンゲージすると、草はもれなく吹き飛びます。
  フィル   触れただけでか!(笑)
 ……ところで、アルニム1本で薬はどのくらいできるんですか。
  GM   1人分です。
  ジェイン   じゃあ、やっぱりライムに行ってもらわないといけないな。
  フィル   ということは、ライムが戻ってくるまでの間、回復なしのガチ戦闘か……。
  ライム   ちなみに、ふもとまで行った後は、何ラウンドで戻ってこられる?
  GM   【幸運】で登場判定をします。(一同爆笑)
  ライム   それは予想外だったッ!(笑)
  GM   1ラウンドごとに登場判定があって、ラウンド経過につれて難易度が下がって行くカンジね。
 1ラウンド目が目標値30、以降1ラウンドごとに5ずつ下がって行く。
  フィル   それは1ラウンドでは戻ってこられないってことですね(笑)。
  GM   あと、こいつが出現したところで、
『センサーがなんかスゴいのを感知したでありますが、大丈夫でありますかッ!?』
 と、ブースター吹かせたロアヴァージュが登場する。
  ライム   予想外だーッ!?(笑)
 今回、予想外の展開が多いなッ!
  ジェイン   ロアヴァージュ、コイツが恐怖の大王アンゴルモアだッ!(笑)
  GM  『アンゴルモアッ!? 7の月に世界を焼き尽くしたと言われる、あの魔王でありますかッ!?』
  ライム   奴を止めない限り、あの村が襲われてしまうッ!
  GM  『なんとッ! ならばこのロアヴァージュ、ためらわずに戦線参加でありますッ!』
  フィル   とりあえずライムに行ってもらって、他の連中であいつを止める流れですね。
  ジェイン   よし、セットアップだ!
  ライム   自分に《ヘイスト》! (ころころ)行動値が26になったッ!
  ジェイン   《デスペラード》! 物理防御を0にして、攻撃力を+12だッ!
  ブリゲッラ   《スウィフトウェポン》で、フィルさんに即座に《ダークウェポン》をかけます!
  フィル   最後に《陣形》!
  GM   とりあえず、ロアヴァージュが《怪物》にエンゲージしてくれます。
 ただ、判定するのはメンドくさいので、こいつがいるおかげで、相手の最大HPが減っている扱いになります。
 戦闘開始ッ! まずはライムから!
  ライム   上がりまくった移動力のおかげで、《陣形》によってアルニムにエンゲージできているので、
 マイナーでアルニムを摘んで、メジャーで30m移動して、戦場を離脱します。(一同爆笑)
  GM   ライムが速攻で消えたッ!(笑)
  ブリゲッラ   すごい、目にも止まらない(笑)。
  ジェイン   あれが音に聞く神行法(笑)。
 次は、アンゴルモアのターンだな。
  GM   メジャーアクションで《吸い込み》使用。
 ジェインと【筋力】対決。勝つと、同じエンゲージに移動させる。
 (ころころ)27!
  ジェイン   【筋力】ゥ!?
 (ころころ)うん、引き寄せられた(笑)。
  GM   口からほとばしる吸引力で引き寄せられたジェインは、【筋力】対決に勝たない限り、ここから移動できないぜ。
 さらにここでフォースアビリティ《砂食み》ッ!
 えー、エンゲージしている連中に【筋力】を追加したダメージを浴びせて、ぎったんぎったんにします。
 (ころころ)29!
  ジェイン   やべえ、ぎったんぎったんにされる!(笑)
 《ドッジムーブ》+《アヴォイドクローク》+《ダンシングヒーロー》!
 (ころころ)出目が悪いから《幸運のペンダント》で振り直して、ぴったり29だ! 危ねえ!
  フィル   (ころころ)5と6か……。《プロテクション》がないんですよね。
 リーダー、《ファシリテイター》もらえません?(笑)
  ジェイン   ……。いいよ、フェイト1点使って《ファシリテイター》!
  フィル   わーい。こっちもフェイト1点つかって、5を6に変えてクリティカルで避けます。
 でも今、リーダーが「ちっ」て顔した(笑)。
  GM   なんとかかわす君たちの向こうで、ロアヴァージュが『ごへあっ』。
  一同   ロ、ロアヴァージュー!(笑)
  GM   まあ、アタッチメント《アースガルズ》があるんで、なんとかバリアで食い止める。
『アンゴルモアさえ止めるこの威力ッ!
 な、ななななな七の月の魔王も大したことないでありますなッ!』
  ライム   すごいけど、本人結構ガクブルだ(笑)。
  ジェイン   次は俺だな。《ガーディアンブレード:風》+《ダブルショット》!
  GM   図体的に回避はできないんだよな。
  ジェイン   (ころころ)46点と54点!
  GM   実は<地>属性なんで素通しなんだけど……
 エネミースキル《苦痛耐性》の効果で10点減らして受ける。
  フィル   こちらは《インヴィジブルアタック》+《ラッシュ》!
 (ころころ)77点の<闇>ダメージ!
  GM   風をまとった弾丸と、高速剣の突撃を受けて、苦しみ悶える《パイドラス・ブランカスの怪物》ッ!
  ブリゲッラ   《ブラインドフォールド》で目隠しします!
 (ころころ)22! 【精神】で対抗してください。
  GM   (ころころ)出目がいい、抵抗した。
  ブリゲッラ   くすん。
  GM   ではラウンドが終了するので、いったんふもとに向かったライムのシーンに移ります。
  ジェイン   しまった、シーン持続効果が全部なくなる!(笑)
  GM   あ、ちなみに引き寄せられたジェインはクリンナップで20点のHPダメージを受けるんで。
  ジェイン   ぐはッ!?



Middle.03  『マーシフル・シャワー』


  GM   アルニムを持ったライムが、ふもとにすごい勢いで駆けおりてくる(笑)。
  ライム   アルニムを持ってきましたー、ぜはー!(笑)
  GM  『おおー! だが、なんか、数が……、アレ?』
  ライム   これしか生えていませんでした。
 おそらく、これが最後のアルニムでしょう。
  GM  『1人しか救えぬというのか……』
  ライム   いえ、私なら……とごりごり薬草をすり潰し、ポーションに変えて。
 《エクステンション》ッ!!
  GM   ガーディアンの力で広がるポーションの力が、バスカーの民全員を包んでいくッ!
  ジェイン   広がる液体が(笑)。
  GM   じゃあ恵みの雨が降る。(一同笑)
  ライム   これで、大丈夫なはずです。
  GM  『うむ。苦労をかけたな……』
  ライム   じゃ、私は戻りますんでッ!
  GM  『早ッ!』(一同笑)
 では、ライムがまたすごい勢いで山を駆け昇って行くのを見て、村長がつぶやく。
『しばらく見んうちに、ずいぶんとアグレッシブになって……』(一同笑)



Middle.04  『狂える獣を撃ちては砕け』


  GM   その頃、ゼノムの山頂では戦いが続いていた。
  ジェイン   <風>の力が切れたぜ!(笑)
  GM   そこにライムが戻ってこられるかどうか、目標値は30で【幸運】判定だ。
 シーンに仲間が登場しているボーナスで、1Dを追加していい。
  ライム   とはいえ、普通に無理だよね……(ころころ)あ、6が1コ出た。
  ジェイン   今だ、《ファシリテイター》!
  ライム   判定をクリティカルに変えて、登・場ッ!
  ブリゲッラ   急にリーダーが光り輝いたと思ったらライムさんがッ!?(笑)
  ジェイン   ここは霊峰だからな、レイラインを利用して、ライムに力を与えたのさッ!
  ライム   レイライン航法ッ!?(笑)
  フィル   バスカーならではの技ですね(笑)。
  GM  『後は、コイツを倒すだけでありますなッ!』
  ジェイン   ああ、七の月の魔王は、俺たち《バスカーコロニー》が倒すッ!
  ライム   とはいえ、再登場地点からは《プロテクション》が届かないから……
 (ころころ)よし、《ヘイスト》で行動値26!
 奴より早く前に出て、ジェインさんに《インヴォーク》!
 ジェインさんにさえ当たらなければ、どうってことはないのだよ!
  GM   続いては、《パイドラス・ブランカスの怪物》だ。
 ブリゲッラを《吸い込み》だ! 【筋力】対決、(ころころ)こっちは27!
  ブリゲッラ   ならば《アンプロンプチュ》! バグパイプで対抗します。
  GM   こちらが、凄まじい吸引力で吸いこんでくるのを……
  ブリゲッラ   凄まじい肺活量で『ぶおおおおおおお〜ッ!』としのぐ。(一同笑)
 (ころころ)フェイト1点使って振り直す。うん、踏みとどまった。
  ジェイン   バグパイプで耐えただとッ!?(笑)
  GM   絵ヅラひでー(笑)。しょうがないので《砂食み》で周囲を攻撃だ。
 (ころころ)27な。
  ジェイン   (ころころ)27! ちょうどでかわした!
  GM   フィルは当たったか。(ころころ)110点、物理。
  ライム   《プロテクション》! (ころころ)46点止めた!
  フィル   37点受けて、残り130点!



 再び《ガーディアンブレード:風》の力を受けたジェインの《ダブルショット》と、《ラッシュ》に《フロンタルアサルト》を加えてダメージを増強したフィルの一撃が、《パイドラス・ブランカスの怪物》を傷つけていきます。

 ブリゲッラも、《シャドウスフィア》でちくちくとダメージを追加。



  ブリゲッラ   《ウィークポイント》……あ、ファンブル。相手の弱点が分かりません。
  GM  『相手の弱点が分からないなら、自分で殴って威力が高いものを弱点だと思いこむでありますッ!』
 ずがぁっ、と《バリアナックル》を叩き込むロアヴァージュ。
『バリアかァ! バリアが弱点なのかァッ!』(一同笑)
  ブリゲッラ   なんだあのバカ(笑)。
  GM   では、《怪物》の行動だな。
 マイナーで《シャドウスフィア》による重圧を解除、
 メジャーでブリゲッラを《吸い込み》にかかる。
 (ころころ)あ、クリティカル。
  ブリゲッラ   バグパイプを取り出さなかった。(一同爆笑)
  GM   では、《砂食み》ぐっしゃあ。(ころころ)あれ、21?
  ブリゲッラ   バグパーイプ! (ころころ)よし、回避!
  フィル   こっちは《プロテクション》あっても55点喰らいました。痛いよー。



 そして、ぼかすか殴り合い。


  GM   なお、ロアヴァージュも、敵の腹に拳を撃ちこんで、
『敵の体内に……バリアを張るッ!!』
 という荒技で攻撃中です。
  一同   すげえ!(笑)
  GM   さて、次のラウンド。《パイドラス・ブランカスの怪物》の行動だが、もう吸い込む必要があんまりないので、マイナーで《範囲攻撃》、メジャーで通常攻撃。これで、通常攻撃も範囲化される。
 ジェイン、ブリゲッラ、フィルに攻撃だ。
(ころころ)26。
  ジェイン   (ころころ)29で、俺だけ避けた。
  GM   では、フィルとブリゲッラに91点の物理ダメージ。
  ライム   フィルさんに《プロテクション》!
(ころころ)44点止めた。
  ブリゲッラ   こちらは弾き飛ばされて気絶です。
  GM  『ブリゲッラァァーッ!』(一同笑)
  ライム   なんだこの仲間になってる感(笑)。
  ブリゲッラ   ロ、ロアヴァージュ、あとは……ガク。
  GM  『任せるでありますッ!
 このロアヴァージュ、ブリゲッラの遺志は継いだでありますッ!』
  ジェイン   さすが魔王アンゴルモア、仲間の犠牲なくして倒せないんだな(笑)
  フィル   なんて厳しい戦いなんだ(笑)。
  GM   では、仮称・魔王は《砂食み》を宣言。
 命中にフェイト1点使って……(ころころ)29!
  ジェイン   《ダンシングヒーロー》! (ころころ)37!
  GM   なんだその数値!?
  ライム   フィルさんは回避失敗?
 《リデュース》! ダメージロールを3D減らして!
  GM   (ころころ)ちょうど100点。
  ライム   《プロテクション》!
  フィル   (計算して)……残り7点です。
  ジェイン   厳しくなってきたな。《クイックドロウ》+《ダブルショット》!
 (ころころ)49点!
  GM   お。では、その弾丸が叩き込まれると、《怪物》の身体が揺らぎ……
『今でありますッ! ブリゲッラの仇ィィィッ!』
 ロアヴァージュが《バリアナックル》を重ね撃ち。
 《怪物》の身体はぐずぐずと崩壊し、結晶状と化して砕け散っていった。
  ジェイン   俺たちバスカーコロニーの手にかかれば、魔王なんてひとひねりだな!
  GM  『まったくでありますなッ!』
  ブリゲッラ   気絶から復活して、ずりずりと身体を引きずって行きます。
 ドロップ品……ドロップ品を……!(一同笑)
  GM   そんな風にドロップ品を漁る君たちに、ロアヴァージュがくるりと背を向ける。
『……片づいたようでありますな』
  ライム   ……ロアヴァージュ、助かったよ。
  フィル   行ってしまうのですか、ロアヴァージュ。
  GM  『……ユグドラシルで、待つであります』
  ジェイン   ともに戦った友を手にかけるのは……
  ライム   手にかける気満々なのか(笑)。
  GM  『これは、そういう戦いであります。――ではッ!』
 ブースターをふかして、彼は遠くへ飛び立っていった。
  フィル   ロアヴァージュがパーティアウトッ!
  ジェイン   ……仕方ねえ、ふもとへ戻るか。



Middle.05  『闇に浮かぶ灯』


  GM   さて、君たちのおかげでバスカーの病人の容態が回復したので、夜となり、新天地を祝う宴が開かれる。
 で、ライムは何をしてるかな?
  ライム   ライムはその辺の木の上で、ひとり酒を飲んでるよ。
  GM  『なんで木の上なんですか、ライム』
  ライム   いや、ここからなら外がよく見えるかと。
  GM   するとライムの目には、立ち並ぶ仮設の家々が映る。
 そしてそれを背景に、飲んで騒いで踊り狂うバスカーの人々と、バスカーコロニーの面々。
  ジェイン   うぃ〜(笑)。
  ライム   ……今、この場はこんなにも平和じゃないか。
 放っておいたら世界がどうにかなるかもしれない、こんな状況で騒げるのは、いいことだね。
  GM  『そうじゃな』
 答える声は頭上から。
 枝に足をかけてぶら下がった長老が、逆さむきに出現する。
  ライム   ええッ!?(笑)
 ……相変わらず怪しいですね、長老。
  GM  『わしも、若いころは《荒野のやんちゃ坊主》と呼ばれたものよ。
 かの《カラミティ・ジェーン》とも渡り合ったことがある』
  ジェイン   何ィィィ!?(笑)
  GM  『まあ、それは些細なことよ。
 今、わしはお主に伝えねばならんことがある』
  ライム   なんですか? この期に及んで。
  GM  『《堕ちたサンクチュアリ》に封じられていた、地水火風のガーディアンは、保険なのじゃ』
  ライム   保険?
  GM  『他の守護獣が1ヵ所に1柱ずつ封じられていたのに対して、地水火風の守護獣は1ヵ所に4柱……。
 これは、地水火風の守護獣さえおれば、世界は安泰であるということを意味しておる。
 世界を構成する、最も重要な要素を司るこの4守護獣が残っていさえすれば、星が再生する目はあるということなのじゃ』
  ライム   逆に言えば、彼らがいなくなったら危ないんですね。
  GM  『だが、そうならないように、彼らだけは、何者に狙われようとも最後に残るようにしておった。
 地水火風の守護獣さえいれば、世界のレイラインを再調整することもできる。
 ただそのためには、生贄が必要となる――』
  ライム   ……私ですか。
  GM   長老は首を横に振る。
『ぬしは、その儀式を執り行う者じゃ。
 生贄となるのは、守護獣の息づかいを知り、その力に馴染みある者……』
  ジェイン   ……俺らじゃね?
  フィル   でしょうね。
  GM  『危難に際したならば、《柱》が儀式を執り行い、生贄を媒介にして、4大守護獣の力を星に注ぐ……そういうセイフティになっておるのじゃ』
  ライム   つまり、仲間を差し出せと。
  GM  『そこまでは言わん。そういう方法がある、ということじゃ。
 そのすべを用いれば、レイラインは再調整された上に固定化され、散って行ったガーディアンたちも、再生を始めるじゃろう。
 つまり、今の、ガーディアンたちが消える前の状態に戻るわけじゃ』
  ライム   でも、それでは根本的な解決にはなりませんよ。
 世界が元に戻るだけだったら……また、世界を改変しようとする輩が出るかもしれないし。
  GM  『そのへんの判断は、ぬしに任せよう』
  ライム   気には留めておきましょう。
 たぶん、やらないでしょうけどね。
  GM  『ほう。ぬしから、そのような言葉が聞けるとはの』
  ライム   やだなあ、長老。私、これでもちゃんと考えてるんですから。
  GM  『考えているのは知っていたが、もっと情の薄いやつだと思っておった』
  ライム   気のせいですよ、気のせい。
  GM  『ふむ。そうか。では、ぬしがこの旅を終え、また一回り成長することを祈っておるぞ』
 言って、長老はガサッと葉の間に姿を消した。
  ライム   では、長老がいなくなったのを見届けると、盃を掲げて――
 この旅で、いい仲間と知り合いましたからね、とぼそっとつぶやく。
  GM  『ライム、今なにか言いました?』
  ライム   いえ、何も。
  GM  『いや、言った! 今なにか、確実にいいことを言いましたッ!』
  ライム   そうか、レモン。そんなに生贄になりたいか……。
  GM  『え? あの、ちょっと? ぎゃあああああー!』
 そして夜が更けていく。(一同笑)



 裏話Part2へ

 続くッ!